検査前の準備
特別な食事制限はありませんが、検査直前の大量の飲食は避けましょう。
〒658-0047
兵庫県神戸市東灘区御影3丁目1-11
心エコー
心エコーは、超音波を用いて心臓の状態を詳しく調べる検査です。心臓の動きをリアルタイムで観察できるため、胸痛や息切れなどの心臓の異常が疑われる症状に対して実施します。
胸痛や息切れ、動悸などの症状がある方や、健康診断で心電図の異常を指摘された方は、神戸市東灘区・御影のひろまさクリニックへご相談ください。循環器専門医である院長が丁寧に検査を行い、的確に診断いたします。
心電図も心エコーと同様に心臓の状態を調べる検査です。しかし、その目的や方法、わかることが異なります。
心臓が収縮・拡張する際に発生する電気信号を記録し、波形として表示する検査です。主に不整脈や虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)の発見に役立ちます。
健康診断などでよく行われる検査ですが、心臓の異常の詳しい判定まではできません。
超音波を使って心臓の形や動きを直接画像化する検査です。心臓の構造(大きさ、壁の厚さ、弁の状態など)や機能(血液を送り出す力)、血流の状態などを視覚的に評価できます。心電図で異常が見つかった場合や、心臓に関する症状がある場合に行われる精密検査です。
例えば、心電図で不整脈が見つかった場合、その不整脈が心臓の構造的な異常に起因しているかどうかを心エコーで確認することがあります。また、胸痛がある患者様の場合、心電図で変化が見られなくても、心エコーで異常が発見されることもあります。
心エコー検査では、以下を詳しく調べることができます。
心臓全体の大きさ、各部屋(左右の心房・心室)の大きさ、心臓の壁の厚さなどを測定します。これにより、心機能の低下につながる要素(心肥大や心拡大など)の有無を評価できます。
心臓が収縮して血液を送り出す力や、拡張して血液を取り込む力を測定します。心不全の程度や原因を評価でき、適切な治療へとつなげることができます。
心臓には4つの弁(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁)があり、正常な血流を保っています。これらの開閉状態や形態を観察することで、心臓弁膜症(弁の狭窄や逆流)の診断に役立ちます。
カラードプラという技術により、心臓内の血液の流れを色で表示します。これにより、弁の逆流や狭窄、心房中隔欠損などの先天性心疾患を発見できます。
心膜に水が溜まる心膜液貯留や、心膜で炎症が起こる心膜炎などの診断に役立ちます。
心臓内に腫瘍や血栓(血の塊)がないかを確認できます。
心エコーは以下の流れで行います。
Step01
特別な食事制限はありませんが、検査直前の大量の飲食は避けましょう。
Step02
検査用ベッドに横になっていただきます。主に左側を下にした姿勢(左側臥位)で行いますが、検査中に仰向けや右側臥位になっていただくこともあります。
プローブと呼ばれる超音波を発する機器を当てる部分に、超音波の伝達をよくするためのゼリーを塗ります。
プローブを胸に当て、様々な角度から心臓の画像を記録します。息を止めていただく場合や、体位を変えていただく場合がありますので、指示に従ってください。
Step03
検査終了後は、体に塗ったゼリーを拭き取って終了です。検査結果は医師が詳細に分析した後にご説明いたします。