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めまい・ふらつき・疲労の関連性

めまい・ふらつき・疲れやすさは、原因が共通しているケースも多々見られます。特に循環器系に問題があると、心臓から送り出される血液が減少したり(心拍出量の低下)、全身の血圧調節に異常が生じたりするため、脳や筋肉への十分な血液供給ができなくなり、こうした症状が現れます。
神戸市東灘区・御影のひろまさクリニックでは、循環器専門医がこれらの症状の背景にある原因を総合的に評価し、適切な治療をご提供いたします。頻繁なめまいやふらつき、慢性的な疲労感でお悩みの方は、一度当院へご相談ください。
症状の特徴と受診のタイミング
以下のような症状がある時はお早めに当院へご相談ください。放置していると症状が悪化し、次第に日常生活に影響する可能性があります。
- 起立時に軽いふらつきが起こる
- ストレスや睡眠不足の際にめまいが起こりやすい
- 以前より疲れやすくなったように感じる
- 症状が頻繁に起こる
など
以下のような症状がある場合は、緊急の医療処置が必要です。すぐに救急車を呼んでください。
- 強いめまい、胸痛、息切れが同時に起こる(心筋梗塞などの可能性)
- 突然の激しいめまい・ふらつきとともに、言葉がもつれる、片側の手足に力が入らないなどの症状がある(脳梗塞の可能性)
- めまいや失神を伴う著しい動悸や脈の乱れがある(重篤な不整脈の可能性)
- 急激な疲労感とともに、呼吸困難や足のむくみがある(急性心不全の可能性)
- めまいとともに激しい頭痛がある(くも膜下出血などの可能性)
など
めまい・ふらつき・疲労の主な原因
循環器に関連する原因
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
心臓へ血液を送る血管(冠動脈)が狭くなり、心筋への血流が不足することで起こる病気です。安静時や労作時の胸痛だけでなく、めまいや疲労感、息切れを伴うことがあります。
心不全
心臓のポンプ機能が低下することで、脳への血流が不足し、めまいやふらつきを引き起こします。特に心臓に負担のかかる動作を行った際に症状が悪化しやすく、足のむくみなどが起こることもあります。
不整脈
心臓のリズムが乱れることで、脳への血流が不安定になり、突然のめまいや失神を引き起こすことがあります。特に動悸とともに症状が現れることが多いです。
心臓弁膜症
心臓の弁に問題があると正常な血液の流れが阻害され、全身に十分な血液が行き渡らなくなります。このため、体全体が酸素不足になって疲れやすくなります。
低血圧
血圧が正常より低い状態のことで、収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg未満の場合が該当します。体全体が酸素不足になるため、起立時のめまいやふらつき、全身の倦怠感、集中力低下などを引き起こします。
その他の原因
脳卒中(脳梗塞・脳出血など)
脳の血管に障害が生じる病気の総称です。発症時には突然の激しいめまいやふらつき、片側の手足の麻痺やしびれ、言語障害などを引き起こします。緊急処置が必要で、処置が遅れると命に関わります。
更年期障害
女性の閉経前後に起こるホルモンバランスの変化による症状です。ホットフラッシュ(のぼせ)や発汗、めまい、倦怠感などの身体症状や、抗うつ、イライラ、不眠など様々な症状が起こります。
慢性疲労症候群
6か月以上にわたり原因不明の強い疲労感が続き、日常生活に支障をきたす状態です。めまいや頭痛、筋肉痛、集中力低下などを伴うことも多く、原因として自律神経の異常やウイルス感染後の免疫反応などが考えられています。
貧血
赤血球やヘモグロビンが減少し、体内への酸素供給が低下した状態です。立ちくらみやめまい、全身の倦怠感、動悸、息切れなどの症状が現れます。比較的女性に多く、月経過多や鉄分不足が原因となることもあります。
脱水
体内の水分が不足することで循環血液量が減少し、めまいや立ちくらみを引き起こします。特に高温になる夏場には注意しましょう。