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肌の乾燥で悩んでいませんか?

乾燥肌は季節を問わず起こり、放置すると皮膚のバリア機能が低下して様々な肌トラブルを引き起こす原因となります。特に乾燥が長期間続く場合や、市販の保湿剤では改善しない場合は、何らかの皮膚疾患が隠れている可能性もあります。
以下のような症状がある場合は、神戸市東灘区・御影のひろまさクリニックへお気軽にご相談ください。皮膚科専門医による患者様の生活環境や肌質に合わせた保湿ケアのアドバイスと、症状に応じた治療を行わせていただきます。
- 肌がカサカサ・ガサガサしている感じがする
- 顔や手足に粉が吹いたように白い粉状のものが見られる
- 入浴後や洗顔後に肌がつっぱる感じがする
- 乾燥によるかゆみがあり、特に夜間に悪化する
- 皮膚にひび割れができて痛みを感じる
- 季節の変わり目や冬場に症状が悪化する
- 化粧のノリが悪い、メイク崩れしやすい
- 肌がザラザラとしている
- 保湿クリームを塗っても一時的にしか効果がない
など
肌が乾燥する原因
肌の乾燥は、様々な要因が重なり合って起こります。主な原因としては以下が挙げられます。
環境要因
気候
秋から冬にかけての乾燥した空気や、湿度の低下は肌の水分を奪いやすくなります。特に冬場は暖房による室内の乾燥も加わり、肌の乾燥が悪化しやすい時期です。
エアコン
室内の空調は空気を乾燥させ、肌の水分を蒸発させやすくします。オフィスや車内など長時間過ごす空間では、季節を問わず乾燥対策が重要です。
紫外線
過度な日光曝露は肌の水分を奪い、バリア機能を低下させます。日焼けをした後に肌が乾燥するのはこのためです。
生活習慣
洗浄のしすぎ
頻繁な洗顔や入浴、特に熱いお湯での洗浄は、皮脂を過剰に落としてしまい乾燥を招きます。
強い洗浄料の使用
洗浄力の強い石鹸やシャンプー、ハンドソープは、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
不適切なスキンケア
肌質に合わない化粧品の使用や、保湿ケアの不足も乾燥の原因となります。
水分不足
体内の水分が不足すると、皮膚の潤いも失われやすくなります。
その他の要因
加齢
年齢を重ねるにつれて皮脂の分泌量が減少し、肌の水分保持能力も低下します(老人性乾皮症)。
ホルモンバランスの変化
妊娠、更年期、月経周期などに伴うホルモンの変動は肌の状態に影響します。
ストレス
ストレスは肌のバリア機能を低下させ、乾燥を悪化させることがあります。
薬の副作用
一部の薬は副作用として皮膚の乾燥を引き起こすことがあります。
栄養不足
ビタミンA、ビタミンE、必須脂肪酸などの不足は、肌の健康維持に影響を与えます。
肌の乾燥を伴う皮膚疾患の例
単なる乾燥肌と思っていても、実は何らかの皮膚疾患が隠れていることがあります。肌の乾燥を主症状とする代表的な皮膚疾患をご紹介します。
乾皮症(ドライスキン)
皮脂の分泌低下や皮膚の水分量の低下によって起こる慢性的な乾燥肌です。肌のかさつきやかゆみ、細かいひび割れなどが特徴で、特に高齢者に多く見られます。
保湿ケアが基本的な対策となりますが、炎症を伴う場合はステロイド外用薬などを併用することもあります。
アトピー性皮膚炎
皮膚の炎症を繰り返す病気です。肌の乾燥や強いかゆみ、赤みを特徴とし、特に関節の内側など特定の部位に好発します。乳幼児に多いですが、大人でも発症することがあります。
脂漏性皮膚炎
皮脂の過剰分泌によって起こる皮膚の炎症です。皮膚の赤みと乾燥が特徴で、フケのような鱗屑がポロポロと落ち、しつこいかゆみを伴います。
頭皮、顔面など皮脂腺の多い部位に起こりやすいです。
乾癬
皮膚の生まれ変わりが異常に早くなる病気です。かゆみを伴う赤い発疹と白銀色の鱗屑(皮膚の粉)が生じることが多く、単純な乾燥肌とは病態が異なります。
乾癬になりやすい遺伝的素因に様々な環境因子(不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤など)が加わると発症すると言われています。
接触皮膚炎(かぶれ)
化粧品や金属、植物などの外的物質との接触により生じる皮膚の炎症反応です。赤み、かゆみに加えて、接触部位の皮膚が乾燥してカサカサすることもあります。
原因となる物質を特定し、接触を避けることが重要です。